需要変動への対応力強化に向け、主力3工場の製造実行システム(MES)をIFS Applications for MESで統合
1881年の創業以来、社会インフラを支える商品・サービスを展開する沖電気工業。同社は複数工場の生産リソースや生産状況を1つの工場として可視化し、需要変動への対応力を強化する「バーチャル One Factory」プロジェクトを立ち上げました。
新統合システムの実現に際し、製造実行系の領域には、IFSのパートナーであるNECが提案する「IFS Applications for MES」が採用されました。OKIと類似の製品を製造しているメーカーが手掛け、製造IoTとの連携ソリューションを保有/標榜しているツールであること、国内工場への導入実績、業務環境の変化に対して機能の見直しが可能、ANSI/ISA95等の標準規格への対応という条件を満たしていることが、選定の決め手となりました。
"業務プロセス遂行上で求められる機能要件に対し、IFSは標準機能の網羅性が高く、RFIの時点で79%をカバーしていました。加えて、内製保守によって継続的に改善ができる将来性を評価しました。"
沖電気工業株式会社について
パブリックソリューションおよびエンタープライズソリューション、コンポーネントプロダクツ、EMSの各分野における製品を製造・販売。2022年4月に竣工した「本庄工場H1棟」では、DX戦略のフラグシップファクトリーとして、製造業のDXを実現するソリューションコンセプト「Manufacturing DX」を実践し、モノづくり基盤の強化を図っている。
- 3工場の相互補完による需要変動への対応力強化
- 生産管理業務プロセスの統合
- 3工場の生産管理全体で64%、工程管理で76%が共通化
- 業務プロセスの統合による業務効率化、内部統制リスクの最小化、危機管理対応の強化
- 内製保守体制の強化